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2017年のコンピューター業界について思うこと

クラウドがAWSから生まれて約10年が経過した。

クラウドは一般的な用語になり、AmazonやGoogleなどコンピューター会社ではなく、コンシューマーに近い会社(本屋、広告屋)がクラウドを支配していると言っていいだろう。

企業を相手にしていたコンピュータ大手企業(IBM、HP、Dell)では明暗がわかれてきた。

IBMはクラウド会社を買収したが、HPやDellはクラウドには参加しない。

Oracleは参加するが、後発過ぎて本当に10年のブランクが埋まるとは思えない。

 

 

 

クラウドは勝ち組

クラウドの勝ち組は、Amazon、Google、Microsoftだろう。

日本の企業がこの戦いに参加する様相はなく、これらのクラウドサービスを利用することで大きな利益を上げている。

特にNECが大躍進したのが驚いた。

 

この中でもAmazon(AWS)が一歩リードしている。

AWSの凄さはなんと言ってもサービスの多さ。

このサービスを理解し、お客様に安く早く提供できることで大きなメリットがある。

 

 

 

負け組

苦戦しているのはコンピュータの会社だ。

ハードウェアを売ることにより大きな利益を得ていた時代は終わった。

 

IBMはパソコンやサーバはLenovoに買収したが、利益率が高い大型機(汎用機やオフコン)はまだIBMで販売しているが、クラウドが瞬時に数万コアを提供できるようになった今では大型機を購入する意味はなくなってきている。

クラウドも中途半端だ。

AIについてもリードしているように思われたが、Apple、Google、Amazonはコンシューマーに近いところをターゲットしているのに対して、IBMは企業や病院など。
圧倒的に集まる情報量に違いがでているので、今後もリードしていくかは暗雲が立ち込めている。

 

HPはクラウドを一時提供していたが、早々と離脱した。

 

Dellはパソコンやサーバからネットワーク機器やディスク装置のメーカーまで買収したが、やはりハードウェアの世界で勝負となると厳しいだろう。

 

 

 

OSSが下火に

まだまだ利用しているのがOSSと呼ばれる無料のソフトウェア。

ApacheやDNSなどインターネットにはなくてはならないソフトウェアは今もあるが、画期的な新しいものといえばDockerくらいではなかろうか。

何かサービスを提供するとなれば、まずはOSSを探していた時期もあったが、現在はクラウドで提供されているものを探すようになっている。

 

プログラマーが仮想通貨の開発にかなりの人数が参加していることから、OSSの開発者が減っていることも多少は影響しているはず。

 

 

 

Microsoftはすごい

すごいのはMicrosoftだ!

すべて後発ながら、追い上げがすごい。

クラウドはAmzonに次ぐ2位、グループウェアはG Suiteと1位2位を競い合っている。

OSは1位、オフィスソフトウェアも1位となっている。

 

ビル・ゲイツはもうMicrosoftにはいないと思うが、それでもここまで強い企業となっているのは、強い組織があるからだ。

Appleはスティーブ・ジョブズがいなくなっても企業は全く衰える様子がない。

偉大な指導者は技術のみではなく、組織を作ることにも秀でていたことを実証している。

 

 

 

クラウド時代に必要なプログラミング言語はPythonとNode.js

AWSでもAzureでも共通していることだが、プログラミング言語はPythonとNode.jsがメインとなりつつある。

今からプログラミング言語を勉強するならPythonもしくはNode.jsをオススメする。

 

もしWebなどで勉強するのなら、1800円から受講できるUdemyがいいですよ。

Pythonで人気のフレームワークDjangoの学習コースなんかもあります。

 

 

 

さいごに

わたしは大企業に勤めているわけではなく、IT系の零細企業に勤めています。

そんなわたしから見た2017年についての記事です。

企業を育てるためには数年先をみていく必要があります。数年先を見るから現在があるんです。

「今がないと未来もない」なんて反論してくる人もいますが、全く違うと思います。

今を大事にしすぎると未来がなくなります。

 

わたしも強い組織を作るために今後も努力していきます。